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The Seldom Scene

The Seldom Scene  1971年秋に結成されたセルダムシーン、当時のメンバーはリーダーでマンドリンのジョン・ダフィー、ヴォーカルとギターのジョン・スターリング、ドブロのマイク・オールドリッジ、バンジョーのベン・エルドリッジ、ベースのトム・グレイの5人でした。この時のメンバーは全員、家庭と職業を持った、ごく普通の中年男達であった。もちろん音楽のキャリアは20年以上に及び、その内の一時期ブルーグラスに狂っていたことがあった。ある意味、羨ましくもあり、親しみを感じたりもします。
 セルダムシーンの魅力はなんと行ってもマイク・オールドリッジのドブロです。しっとりと聴かせ、泣かせるドブロなのです。当然他のメンバーも素晴らしいですが。彼らの音楽はブルーグラスの素朴な枠を壊さずに、カントリーロックやフォークにクロスオーバーさせようとアプローチしたり、逆にビル・モンローやフラット&スクラッグスのようなソリッドなブルーグラス・クラシックの素晴らしさをあらためて認識させてくれた。
 ファーストアルバムの「Act1」(日本では何故か3枚目の「Act3」と4枚目の「オールド・トレイン」のほうが先に発売されている)のジャケットでは白黒写真にそれぞれのメンバーの下半身しか写っていない。いかにも「セルダム・シーン」なのです。75年発売の5枚目のアルバム「LIVE AT CELLAR DOOR」は、ライブなので臨場感はたっぷり、英語でしゃべっているのでほとんどわからないけど、楽しそうな会話、ライブバンドとしての彼らの本領発揮です。特にこの中の「Grand Father's Clock〜おじいさんの古時計」でのトム・グレイのベースソロ、すごいです。「107 SONG BOOK」の中でともやさんも「ベースの大ソロが聞ける」と書いています。ちなみにこのアルバムの輸入版CDを購入したところクレジットにこの「Grand Father's Clock」がありません。でもちゃんと入っています。何か意味があるのでしょうか?
 '77年、ヴォーカルがジョン・スターリングから、フィル・ローゼンタールに交代、その後もトム・グレイ、マイク・オールドリッジが脱退、この辺の詳しいことは私は知りませんが…。さらに、'96年12月にリーダーのジョン・ダフィーが死去。現在もセルダムシーンで活躍しているオリジナルメンバーはベン・エルドリッジだけになってしまった。(ぽ!)
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